あめつちや 裏ブログ

あめつちや 裏ブログです。日常の不思議を綴っていきます。

結婚相手はお坊さん

ちょっと不思議な話です。


20代後半も後半、29歳の頃わたしは焦っていた。


親や会社の人から「結婚しないのか、彼氏はいるのか」とチクチク。

「うるさくいうんなら、紹介くらいしろよ!」と心の中で思っていた…。


勤めてる会社の男子は当時40代以上ばかり。しかも離婚歴がある人ばかりで、まったく恋愛対象になる人はいなかった。


田舎だから、友達は結婚してる子ばかりで友達からのツテもゼロ。

その頃、ダブルワークで某レンタルビデオ屋で夜も働いていたけど、そこは皆年下のバイトくんばかり。

恋愛はなかったけど、高校生や専門学校生ばかりで楽しかったことは楽しかった。深夜だからおかしなテンションになるw



そんな恋愛と程遠い生活をしていた時、ある夢を見た。

お坊さんと結婚する夢。

笠を被ったお坊さんの集団でその中の1人となぜか結婚する夢だった。


起きた時に「お坊さんと結婚?ありえないなー」と思ったんだけど、すごく印象に残ってる夢だった。


そんな時農家に嫁いだ妹から、「近所のお寺のお坊さん、お嫁さんいないんだって。お姉ちゃんどう?」


こ、これはもしや!
正夢!!


速攻で妹に会う!アイマース!と言った。


もう、これは運命。
ようやくわたしも結婚できる!


と、ウキウキだったんだけど、いつのまにか話が流れ、なかったことに。



かなりショックだったけど、まあご縁がなかったのかな?と思い諦めて、その事はあっという間に忘れました。


それから30に入り、今の旦那さんと出会って、付き合うことに。で、話を聴くとなんと実家がお寺。


ちなみに旦那さんは次男坊で、別の仕事についており、寺は継いでいなかった。

で、その時わたしはお坊さんと結婚する夢をすっかり忘れていて、妹にウキウキで「実家がお寺の人と結婚することになったんだ」と報告した。

「…お姉ちゃん、お坊さんと結婚する夢見たって散々騒いでたよね」

!!



ごふっ…すっかり忘れてた…。

でもまあ実家がお寺ってだけで、お坊さんじゃないし。



と思って結婚して数年。

旦那さんの実家に帰省した際、お義母さんから衝撃の事実が…。


なんと、旦那さんは坊さんの資格を持っていた。1番下の資格らしいのだけど、お経は読めるらしい。


旦那さんの口からはそんな事一言も聞いてなかったのでびっくり。


あとで旦那さんにそれとなく聞いてみたら、お坊さんの資格は持ってるけどお寺を継ぎたくなかったので違う仕事についたんだって。

お寺の場合、次男坊でも住職のいない寺がある時はそこに行かされるんだとか。



というわけで、正夢は見事に当たったのでした…。